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提言
「一歩上の自分」に向けた家庭、地域との連携
妙高・斐太北小学校

1 はじめに
 当校は今年度、創立百四十六年を迎え、全校七十八名の小規模校である。地域にはカタクリが群生し、遺跡や古墳群もあり、自然の豊かさと歴史を感じることができる地域である。

2 目指す子どもの姿とその実現に向けて
 当校では、教育活動を通して、新たな価値観や考え、行動することができる子どもの姿を「一歩上の自分」と定義し、学校、保護者及び地域で目指す姿として共有している。 「一歩上の自分」の実現に向けて、生活科や総合的な学習の時間を中核として教科横断的な教育活動を展開している。
 さらに、教育活動を展開するにあたり、社会に開かれた教育課程を意識し、以下の取組を行っている。

  (1) PTA総会を年二回開催し、活動の目的、内容、成果等の共有を図っている。四月は目指す子どもの姿や教育活動、二月は、教育活動の成果及び課題の共有である。
   また、学校運営協議会の委員も参加し、保護者と共に子どもたちの成長や課題等を確かめる場となっている。
  (2) 当校では、生活科と総合的な学習を総称して「みらい学習」と呼んでいる。「みらい学習」を行うにあたり、学校運営協議会の委員からたくさんの支援をいただいている。
   また、教職員と学校運営協議会の委員が、教育活動のねらい、方法、改善点等を熟議する「みらいトーク」を年三回行い、教育活動の推進に努めている。
  (3) 「ほんものの体験こそが子どもの成長につながる」という考えのもと、地域の人材等の地域資源を活用している。
   例えば、畑作、稲作、報道等の専門家を招き、体験活動や講師の方の思いや考え等を聞いたり、地域の遺跡や古墳群等を訪問したりしている。そして、これらの教育活動で得られた学びの成果を保護者や地域に発信している。

3 おわりに
 子どもたちが「一歩上の自分」になるためには、教育課程の編成を教職員が主体的に取り組んでいくことが要件となる。教育課程を編成、展開する上で、教職員と子どもたちに以下のことを伝えている。「一生懸命に取り組むことで、必ず応援してくれる人がいる。応援してくれる人を感じることができれば、自分は頑張っている証である。」この言葉を自らの心にも留め、子どもたちの目指す姿の実現に向けて、家庭、地域と更なる連携を図っていく。

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