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提言
「あいさつ運動」でコミュニケーション能力向上を
柏崎刈羽・槇原小学校

1 はじめに
 コロナ禍の今、数多くの行事や活動が中止、延期となり、学校が活気を失っている。そんな時こそ大切にすべきことは声を出すことではないか。とりわけ「あいさつ」は学校に活気を与えてくれる。「学校中に、子どもたちの元気な声を響かせよう」そんな思いで、例年取り組んできたあいさつ運動の活性化に取り組んだ。

2 合言葉は「あ・い・す」
 毎年中学校区合同であいさつ運動に取り組んでいる。「児童生徒自身があいさつの意義や目的を考え、主体的に取り組むこと」を重点としているため、当校でも代表委員会を開き、児童自らあいさつについて考える時間を設定した。その中で、「今年は、朝だけではなく昼間もあいさつの声が校内に響くように、すれ違いあいさつに取り組もう」というめあてが設定され、次のような合言葉が決められた。
あ:「明るく」
い:「いつでも」
す:「すれ違いあいさつ」 頭文字をとって「あいす」
 単純明快なためか、低学年も笑顔で合言葉を口にしながらあいさつを交わす姿が多く見られた。さらには、昼間も「こんにちは」のあいさつが飛び交い、静まり返っていた時期とは比べものにならない、活気にあふれる校舎が戻ってきた(廊下は静かに、とおっしゃる方も多くいらっしゃるかとは思いますが、御容赦を…)。

3 「ありがとう」と「ごめんなさい」
 「あいす」で活気は戻ってきたものの、「おはようございます」「こんにちは」「さようなら」はあいさつのはじめの一歩であって、さらにもう一歩進めることによって、コミュニケーション能力の向上を図りたい。 
 「ありがとう」「ごめんなさい」、を素直に言えることで、コミュニケーション能力が格段に向上するのだが、今の時代、この言葉を発することが苦手な児童が増えてきている。また、それを原因としてトラブルが深刻化することも多い。自分が相手より上でありたいと考える子どもたちは、素直に感謝したり、自分の非を認めたりすることが苦手なようである。特に「ごめんなさい」は口にしづらいようで、これが適切なコミュニケーションを阻害しているのではないか。自分の弱さを見せられることは強さだと気付かせ、好ましいコミュニケーションをとれる子どもに育てたい。 
 あいさつ運動の次のステップはここに焦点を当てていきたいと考えている。

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