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提言
学校経営方針に道徳を
長岡三島・青葉台小学校

 新学習指導要領の移行期間中の本年度、道徳は「直ちに先行実施する」教科・領域の一つとしての重みがある。各校には、「道徳教育推進教師」といういかめしい名称の責任者が据えられた。道徳教育の充実をいかに図るか、さまざまな工夫が検討されている。そうした中で校長の果たすべき役割と責任はますます大きくなっている。
 言うまでもなく、道徳教育は教育活動全体を通じて行われる。道徳教育の方向を示すことは、学校教育の全責任者である校長の重要な仕事である。それ故に年度初の学校経営方針やグランドデザインには、その年の道徳教育で目指す内容が盛り込まれている。
 当校の教育目標は「なかよく、かしこく、たくましく」である。これは道徳教育の目標といってもよい。しかし、日々の行動には直結しがたい面もある。焦点化し具体化して教育活動に反映させる必要がある。そこで、重点目標の「認め合い励まし合う子」が設定されている。でも、まだ具体性は不十分。そう考え、学校経営方針の冒頭に次のような標語を掲げてみた。

 いさつと
 もいやりは
 っちりで
 れもがみんな
 いきぶん

 校名を織り込みながら、あいさつを大事にし、思いやりのある居心地のよい学校にしようと呼び掛けたものである。
 まず、学校経営方針で職員に示した。そして、1学期の始業式で児童に話した。さらに、学校だよりにも載せ地域・保護者に紹介した。教務主任はこの標語を学校の廊下に大きく掲示してくれた。
 もう一つ経営方針の中で確認したのは「青葉台小5つの宝物」のとらえ方である。宝物の中身は「あいさつ、元気、協力、やさしさ、笑顔」といういわば5つの徳目。
 何年前からの宝物であるのか不明であるが、児童会では「守ろうよこの学校の宝物」として大切にしてきた。この「守ろうよ」という姿勢はどうなのであろうか。「守り」はやはり受身。能動的な行動指針とはなりにくい。
 そこで、「玉磨かざれば光なし」という言葉から見直しを考えた。せっかくの宝物も飾るだけではほこりをかぶり色もあせる。一人一人が、5つの宝物を磨きあげる努力をしましょうと講話朝会で働き掛けた。
 また、5つの宝物をそれぞれ5つの教育期に位置付けた。第1期は「あいさつ」に焦点を当て、人間関係能力の伸長を目指した教育活動を重点的に行った。1年間を見通した、意図的計画的な道徳教育に取り組みたいと考えている。

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