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初等教育巻頭言

新潟県小学校長会 会長 山田 浩之 風は吹いているか

新潟県小学校長会
会長 山田 浩之

  全連小の会議に出ると文部科学省幹部の話を聞く機会があります。夏休み前でしたが、文部科学省には「追い風が吹いている」という話を聞きました。
  「経済財政運営と改革の基本方針」いわゆる「骨太の方針」から、教員の処遇改善や定数の改善が進む可能性があるとのことです。「骨太の方針」には「教職の魅力向上等を通じ、志ある優れた教師の発掘・確保に全力で取り組む」とあります。今、教育委員会や学校現場を苦しめている、教員のなり手が少ないという問題を何とかしようとしています。これらは、国の予算の話ですので、この原稿が会員の皆さんに届いている頃には、予算案の閣議決定がなされ、追い風が本物だったのか、それとも気のせいだったのか、感じられることでしょう。
  さて、国の予算について私たち一校長ができることは、ほとんどありません。しかし、「教職の魅力向上」なら、校長にもできることはたくさんあります。新潟県の全小学校長が、そのことに本気になって取り組めば、新潟県で教員になりたいと思う人を増やすことができるはずです。
  まず取り組むべきは、働き方改革です。聞くところによると、「もう学校は、改革をやり尽くした。あと、何をしろというのか」という声もあるそうです。しかし、校長がもっている権限は、大きなものだと私は考えています。その大きな権限を使って、その地域やその学校に合った働き方をさ らに進めていくことができるはずです。例えば、各学校の教育課程は、学習指導要領等の法令に基づきながらも、校長の指導の下で編成されます。子どもにとって必要な資質・能力の育成を目指した上で、働き方を改善する視点も大切にして教育課程を編成しましょう。地域の校長会で情報共有をしながら、また、地域の教育委員会と連携しながら、より良い事例を積み上げていくこともできます。
  働き方改革の効果は、教員の時間外在校等時間を減らすことだけではありません。教員のパフォーマンスを向上させ、教員自身を輝かせもします。
  ジブラルタ生命が昨年度発表した、全世代の教員対象の「教員の意識に関する調査」において、教員になりたいと思った理由を聞いたところ、最も多くの教員が「尊敬する教員・憧れる教員に出会ったから」を選びました。私は、この結果を見て、心が温かくなり、うれしく、そして、自分のことではないと分かっていながらも、誇らしい気持ちになりました。今それぞれの学校で働いている多くの教員が、尊敬と憧れの対象となれば、遠くない未来において教員を目指す子どもが増えることでしょう。そのためには、教員が自らのパフォーマンスを向上させ、輝いていなければなりません。それは、どのような姿か。言うまでもなく、本気で子どもと向き合い、力を尽くして授業や様々な教育活動に取り組んでいる姿です。私たち校長は、「教育を司る」教員が、本気で力を尽くせるよう環境を整え、やりたいことができるように裁量をもたせ、あとは見守り、最小限の指導と、すべての責任を負うだけです。
  校長は、風を学校に呼び込むことができます。自らの学校において教員を輝かせる風を吹かせてください。

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