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提言
「愛ある言葉』から
柏崎刈羽・田尻小学校

 学級担任から、「Aさんへの個別指導が必要だと思います。このように対応したいと考えますが、いかがでしょうか。」という申し出がありました。特別支援教育コーディネーターと担任からの、『愛ある言葉』から、校内委員会を中核とした、次の実践が進むこととなる。

  ・全児童を対象とした、チェックシートを活用しての実態把握
  ・各種検査による、該当児童についての客観的資料収集
  ・近隣の特別支援学校の助言を受けての、「個別の指導計画」の作成
  ・その実現のための校内体制づくり

このような対応がスムーズに進むのは、日頃の教職員の研修が生きて働いているからである。継続して行なっている研究実践には、次のようなものがある。

○ "ちょっと気になる子供"のことを取り上げて、職員全体で共通理解する、
  「子どもを語る会」の、定期及び必要時のリアルタイムの実施
○ 特別支援学校の教員を助言者として招いての、事例研修の実施
○ 特に、発達障害への理解にかかわる研修会への積極的な参加

 「1年生の頃は、じっとしていられなかったのに、今日は、みんなと一緒に演奏までできて…」と、音楽会の後、喜びの涙ながらに語る母親の、我が子への愛あふれる言葉を聴きながら、改めて、親の熱い思いを感じる。
 特別支援教育の実施には、その保護者との十分な共通理解が、絶対に欠かせない。そして、その主体者は、校長であるべきだと考えて、次のように実践している。

* 特別支援学級在籍、及び個別の指導を行なう子供の保護者と、定期的・日常的に、懇談の場をもつ。
* 新たに、特別な教育的支援の必要性を感じる場合には、決して学校で先行せず、保護者の【困り感】の有無を慎重に見定めながら、共に考えていく。

 特別支援教育の効果的な推進に必要なものは、その知識以上に、「愛」である。掛け替えのない子供に対する、教師と親のほとばしる愛情が、その子の自立や社会参加につながる。その人の『愛ある言葉』で、私の特別支援教育は紡がれていく。

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