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提言
児童理解、相互理解を出発点として
糸魚川・大野小学校

一 はじめに
 「全ての教職員が特別支援教育の担当者です。」
 特別な支援が必要な子どもは、全ての学びの場にいる。教職員で子どもの困難を理解するとともに、個々の教育的ニーズに応じて、学校全体で組織的に対応することが重要である。そのために、児童理解、相互理解を出発点とした「一人一人を大切にする教育」を推進している。
二 当校の実践
 (一) 教職員の理解のために
 児童理解研修・校内支援委員会・情報交換会を定期、不定期、参加範囲の違いはあるが、年間計画に明確に位置付け、実施している。児童の実態把握と教職員の共通理解を図り、系統的かつ組織的な支援体制の構築に努めている。今年度は、特に特別支援学級担任と通常学級担任との情報交換に重点を置いている。特別支援教育コーディネーターが中心となり年八回を行っている。それ以外に、教育補助員からの情報を基にインフォーマルな場も大切にしている。交流学級担任と特別支援学級担任の相互理解が一貫性のある指導・支援が、全ての児童がもてる力を発揮する上で欠かせない。
 (二) 児童相互の理解のために
 「みんなちがって みんないい」、これは年度初めに特別支援教育コーディネーターが行う全校児童への学習活動のテーマである。それぞれ、得意なことや苦手なことがあることを理解し、互いに認め合うことの大切さを知り、安心して学校生活を送れるようにすることがねらいである。また、年一回、特別支援学校在籍で校区に住居がある児童との「居住地交流」を行っている。
 (三) 保護者との連携
 個別の指導計画作成・見直しをするにあたり、保護者との面談を行っている。年間三回を基本に、必要に応じて開催し、児童の成長と課題を確認している。相談の場には管理職が同席し、保護者の気持ちに深く寄り添いながら意見や考えを十分に聴くようにしている。特に年度末には、来年度の方向について、「合理的配慮」の観点も踏まえ、保護者との合意形成を図っている。
三 おわりに
 全ての教職員が児童理解に努め、児童相互理解を促し、保護者との信頼関係を深める。「一人一人を大切にする教育」を学校経営の柱として、今後も力強く推進する。これにより、生徒指導上の課題解決にもつながっていくと考える。

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