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提言
開かれた特別支援教育の推進
村上・村上小学校

 当校には、二つの特別支援学級と三つの通級学級がある。さらに校舎内に広域の障がい児教育相談室(ことばとこころの相談室)が設置されており、地域の教育相談センター的役割を担っている。また当校では、LD、ADHD、高機能自閉症等の発達障がい児童に対する教育的支援などを行うための総合的な体制づくりを意図し、全職員体制で子供の二ーズに応じた教育的支援を推進してきている。

1 相談室との連携・協力
 校舎内に開設された相談室では、郡市内の幼児から中学生までを対象に教育相談を行っている。当校の特別支援教育担当教員の数名は相談室の兼任指導員でもあり、教育相談等で連携し合い、児童の情報交換を密に行っている。
 幼児期から相談を受けていた子供が、引き続き小学校で指導を継続できることから、一貫した指導体制を可能にし、教育効果は大きい。

2 通常学級の中での深いかかわり
 特別支援学級に籍のある子供たちを、通常の学級の一員として受け入れ、日直や係活動、給食当番等の役割分担を担っているため、通常の学級内でのかかわりが大きく広がっている。これは、担任が障がいのある子供を特別扱いせず、周りの子供たちの認識を変えてきているからと言える。

3 個々のニーズへの細やかな対応
 国語や算数では、概ね1対1の個別指導を中心に行い、日常生活の指導や生活単元学習では、支援を必要とする子供たちを集め、小集団でかかわり合って学習を進めている。さらに、音楽や図工、体育、道徳等では、通常の学級の教室で、子供の傍らで担任の指示を分かりやすく説明したり、作業を手伝ってあげたりして、その子に応じた、その場面に応じた支援を行っている。

4 校内体制づくり
 校内のすべての学級でスクリーニングチェックを行い、特別な支援を必要とする子供を把握し、必要に応じて指導の手立てや支援の実際を行ってきた。また、校内の特別支援教育委員会を定期的に開き、子供の様子について細かく共通理解を図るように努めている。そして、長期的な支援が必要な子供については、年度途中であっても個別の指導計画を立てて支援体制を組んだり、近隣の医療施設等との連携体制を整えたりしている。
 今後ますます特別な支援が必要な児童は増えていくと予想される。そうした中で、その子のニーズに応じた、開かれた特別支援教育を、今後も一層充実させていきたい。

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